記事一覧に戻る

GA4とは?中小企業が知っておくべき基本と活用の注意点

Web・SNSの基礎知識
2026.01.05
石井 勇多

この記事の要点

  • GA4とは2023年7月に標準となったGoogleアナリティクスの最新版であり、Webサイトやアプリのアクセス解析ツールです。
  • 従来のUA(ユニバーサルアナリティクス)とはデータ計測の考え方が根本的に異なり、「ページビュー」から「イベント」中心の設計に変わりました。
  • 導入しただけでは活用につながらず、目的に応じた設定と社内での分析体制構築が必要です。
  • 中小企業では「設定したが見方がわからない」状態で放置されるケースが多いです。

💡SNS・Web・DXのお困りごと、まずは相談してみませんか?

無料相談はこちら

初版: 2026-01

更新: 2026-02

GA4の定義と基本

GA4とは、Googleが提供するアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」の最新版です。正式名称は「Google Analytics 4」。2023年7月に従来のUA(ユニバーサルアナリティクス)からの完全移行が行われ、現在はGA4が標準となっています。

GA4を使うことで、Webサイトやアプリへの訪問者数、どのページが見られているか、どこから流入したか、といったデータを無料で計測できます。ただし、GA4は「入れただけで何かがわかる」ツールではありません。データを活用するには、目的に応じた設定と、データを見て判断できる体制が必要です。

「UAとは何が違うの?」——次はUAとの違いを見ていきます。

UAとGA4の違い

GA4は従来のUAとデータ計測の考え方が根本的に異なります。最大の違いは「計測単位」です。

項目

UA(旧版)

GA4(現行)

計測単位

セッション・ページビュー

イベント(すべての行動がイベント)

指標の考え方

直帰率、ページ/セッション

エンゲージメント率、イベント数

レポート構成

固定のレポートメニュー

カスタマイズ前提の「探索」レポート

データ保持期間

無制限(設定次第)

最大14ヶ月(無料版)

学習コスト

比較的低い

高い(UAの知識が通用しにくい)

UAを使い慣れていた人ほど、GA4の画面に戸惑うケースが多いです。「直帰率」が標準で表示されなくなった、レポートの場所がわからない、といった声がよく聞かれます。GA4はUAの「アップグレード版」ではなく、「別物」として学び直す必要があります。

「導入すれば役に立つ?」——次は導入だけでは成果につながらない理由を見ていきます。

導入だけでは成果につながらない理由

GA4を導入しても、以下のような状態では活用につながりません。

  • デフォルト設定のまま放置している
  • 何を見ればいいかわからない
  • データを見ても「だから何?」となる
  • 担当者がいない、または見る時間がない

GA4は柔軟性が高い反面、「何を計測するか」「何を見るか」を自分で設計しないと意味のある情報が得られません。たとえば、問い合わせ完了をコンバージョンとして設定しなければ、「何件の問い合わせが来たか」すら計測されません。

甲賀市周辺の中小企業でも「GA4を入れたが、見方がわからないのでそのまま」「制作会社に設定してもらったが説明がなかった」という状態が散見されます。設定したのに活用できていない——これは避けたい事態です。導入と活用の間には、設定・設計・運用体制という溝があります。

「じゃあ、何を見ればいい?」——次は最低限押さえるべきことを見ていきます。

中小企業がGA4で最低限押さえるべきこと

限られたリソースの中でGA4を活用するなら、以下の項目を優先的に押さえておくとよいです。

項目

内容

優先度

コンバージョン設定

問い合わせ完了、資料請求完了などをイベントとして設定

最優先

流入経路の把握

検索・SNS・広告など、どこから来ているかを確認

よく見られるページ

どのページにアクセスが集中しているか

探索レポートの基本

カスタムレポートの作り方を1つ覚える

データ保持期間の変更

デフォルト2ヶ月を14ヶ月に変更

初期設定時

すべてを理解しようとすると挫折します。まずは「問い合わせ数」と「流入経路」の2点だけでも把握できれば、施策の効果検証ができるようになります。

「自分でやるべき?外部に任せるべき?」——次は判断の軸を見ていきます。

自社で運用するか、外部に任せるか

GA4の運用を自社でやるか外部に任せるかは、以下の判断軸で考えるとよいです。

状況

向いている選択肢

社内にWeb担当がいて、定期的にデータを見る時間がある

自社運用(初期設定のみ外部支援)

設定はできたが、何を見ればいいかわからない

外部支援でレポート設計・読み方のレクチャー

そもそも見る人・時間がない

外部に定期レポート作成を依頼

データを経営判断に活かしたい

経営視点で伴走できるパートナーと連携

DP-GUILDでは、GA4の設定代行だけでなく、「何を見るか」「どう判断するか」の設計から伴走しています。ただし、GA4だけで経営課題が解決するわけではありません。GA4はあくまで「計測ツール」であり、改善アクションと組み合わせて初めて意味を持ちます。データを見ても何もしないなら、無理にGA4を使いこなす必要はありません。

「よくある失敗は?」——次は失敗パターンと回避策を見ていきます。

よくある失敗パターンと回避策

中小企業がGA4で陥りやすい失敗パターンを整理します。

失敗パターン

なぜ起きるか

回避策

設定したまま放置

見方がわからない、担当者不在

まず見るべき指標を2つに絞る

数字を追うだけで改善しない

「分析」と「改善」が分離している

仮説→検証→改善のサイクルを決める

UAの感覚で見てしまう

直帰率など旧指標を探す

GA4の指標定義を学び直す

制作会社に丸投げ

説明なし、引き継ぎなし

レポートの読み方まで含めて依頼

DP-GUILDでは、GA4の設定・運用だけでなく、HP制作・SEO・SNS運用まで一貫して相談できます。ただし、すべての企業にGA4の深い活用が必要なわけではありません。事業規模や目的によっては「シンプルな計測だけで十分」というケースもあります。万能な正解はなく、自社の状況に合った使い方を選ぶことが重要です。

「GA4の活用方法がわからない」「設定したまま放置している」という状態でも、相談していただいて大丈夫です。一緒に整理するところから始められます。

関連記事

この情報は2026年2月時点のものです。GA4の仕様はGoogleにより随時更新されるため、最新情報は公式ヘルプを確認してください。

自社のGA4活用について整理したい場合は無料相談(Zoom)はこちらから。Zoomが難しい方はお問い合わせフォームをご利用ください。

よくある質問

Q. GA4は無料で使えますか?

A. 基本機能は無料で利用できます。有料版(GA360)もありますが、中小企業であれば無料版で十分な機能が備わっています。ただし、データ保持期間が最大14ヶ月に制限される点には注意が必要です。

Q. UAからGA4への移行は必須ですか?

A. 2023年7月にUAのデータ計測が停止したため、現在はGA4への移行が必須となっています。まだ移行していない場合は早急に対応が必要です。過去のUAデータはGA4には引き継がれません。

Q. GA4の設定は自分でできますか?

A. 基本的なタグ設置は比較的簡単ですが、コンバージョン設定やイベント設計は専門知識が必要な場合があります。Googleタグマネージャーの知識があると設定の幅が広がります。不安な場合は初期設定だけ外部に依頼する方法もあります。

Q. GA4を見ても何をすればいいかわかりません

A. まずは見るべき指標を2つに絞ってください(例:問い合わせ数と流入経路)。すべてを理解しようとせず、目的に直結するデータだけ追います。それでも活用できない場合は、レポートの読み方を教えてもらうか、外部に定期分析を依頼する選択肢もあります。

お困りごとはありませんか?

「何から手をつければいいかわからない」という状態でも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。