初版: 2026-01
更新: 2026-02
HPとLP、どちらも「Webページ」という点では同じですが、役割は根本的に異なります。HPは企業全体の情報を伝える「名刺」、LPは特定の行動を促す「チラシ」です。
中小企業がWeb施策を始めるとき、「どちらを先に作るべきか」で迷うケースは多いです。この記事では、HPとLPの違いを整理し、自社にとって何を優先すべきかの判断基準を示します。
HPとLPの基本的な違い
HPは企業全体の情報を伝える「名刺」、LPは特定の行動を促す「チラシ」です。役割が根本的に異なります。
項目 | HP(ホームページ) | LP(ランディングページ) |
|---|---|---|
目的 | 企業情報の発信、信頼獲得 | 特定アクション(問い合わせ・購入)への誘導 |
ページ数 | 複数ページ(会社概要、サービス、採用など) | 原則1ページ |
更新頻度 | 定期的(お知らせ、ブログなど) | キャンペーン単位で作り替え |
費用感 | 20万〜100万円程度 | 5万〜30万円程度 |
向いている用途 | 採用、取引先への信頼担保、会社案内 | 商品訴求、広告連動、短期キャンペーン |
HPは「この会社は何をしているのか」を伝える場、LPは「この商品を買ってほしい」「この問い合わせをしてほしい」と行動を促す場です。目的が違うため、どちらが優れているという話ではありません。
「うちはどっちを先に作るべき?」——次はHPを優先すべきケースを見ていきます。
中小企業が「HP」を先に作るべきケース
信頼獲得・採用・取引先への説明が主目的なら、HPを優先すべきです。
採用活動で会社概要が必要
求職者は応募前にほぼ確実に会社のWebサイトを確認します。求人票だけでは伝わらない社風や事業内容を示すことで、応募の質が変わる可能性があります。
BtoB取引で「この会社大丈夫か」の確認用
新規の取引先や発注元が社名検索をしたとき、HPがないと「本当に実在するのか」「信用して良いのか」と不安を与えることがあります。会社概要・所在地・代表者情報があるだけで、商談のハードルが下がるケースは多いです。
地域密着で「存在証明」が求められる
甲賀市のような地域では、紹介経由での取引が多いです。その場合でも、紹介された側が「念のため検索してみる」ことは増えています。HPがあることで「ちゃんとした会社」という印象を与えやすくなります。
「HPが先の方がいいのは分かった。でもLPの方が合っているケースもあるの?」——次はLPを優先すべきケースを見ていきます。
中小企業が「LP」を先に作るべきケース
特定商品の販売、キャンペーン問い合わせ増加が主目的なら、LPを優先すべきです。
1つの商品・サービスの訴求に集中したい
HPでは会社全体の情報を載せる必要があるため、特定商品のアピールが薄まりやすいです。LPは1ページ完結なので、「この商品だけを徹底的に説明する」構成が可能です。
広告と連動させてCV計測したい
リスティング広告やSNS広告の遷移先としてLPを設定すれば、どの広告からどれだけ問い合わせが来たか計測しやすくなります。HPだと複数ページに分散するため、効果測定が難しくなります。
短期間で成果を検証したい
LPは1ページで完結するため、制作期間が短く、費用も抑えやすいです。「まず1ヶ月試して反応を見る」といった検証がしやすくなります。
「じゃあ両方必要なの?」——次はHP・LP両方が必要なケースと、片方で十分なケースを見ていきます。
HP・LPどちらも必要なケース/片方で十分なケース
「両方必要」は当然ではありません。目的・予算・運用体制で判断します。
両方必要なケース
採用活動と新規顧客獲得を同時に進めたい場合、HPとLPの両方が必要になることがあります。HPで会社の信頼を担保し、LPで特定の商品やキャンペーンを訴求する、という役割分担です。
HPが不要なケース
ネットショップ主体で、会社情報は最低限で良い場合です。ECモール(楽天、Amazon等)に出店していれば、独自のHPがなくても販売は成り立ちます。会社情報はECサイト内の「ショップ情報」で十分なケースもあります。
LPが不要なケース
問い合わせフォームがHPにあれば十分な場合です。特定商品の訴求が不要で、会社全体への問い合わせだけで良いなら、わざわざLPを別に作る必要はありません。
DP-GUILDでは、「HPもLPも両方必要」と決めつけず、経営課題から整理するようにしています。作る前に「何を達成したいのか」を言語化できれば、どちらを優先すべきか、あるいは両方不要かの判断がつきやすくなります。
お金をかけて両方作ったのに、どちらも成果が出ない——これは避けたい事態です。次は、作る前に確認すべき判断項目を見ていきます。
作る前に確認すべき3つの判断項目
「何を作るか」より「何のために作るか」を先に決めることが重要です。
判断項目1:目的は「信頼獲得」か「行動喚起」か
「会社の存在を知ってもらいたい」「採用を強化したい」ならHP寄り。「この商品を売りたい」「問い合わせを増やしたい」ならLP寄りです。目的が混在しているなら、優先順位をつける必要があります。
判断項目2:運用する人がいるか
HPは作った後も更新が必要です。お知らせやブログを定期的に更新する体制がないと、「2019年のニュースが最新」という状態になり、逆に信頼を損ないます。運用体制がないなら、更新不要なLPを先に作る方が現実的な場合もあります。
判断項目3:予算は初期だけか、継続的に使えるか
HPは制作費に加えて、サーバー代・ドメイン代・保守費用などが継続的にかかります。LPは単発で作り切ることも可能ですが、広告と連動させるなら広告費も必要です。初期費用だけでなく、ランニングコストも含めて判断してください。
なお、広告予算がゼロの状態でLPだけ作っても問い合わせは増えにくいです。LPは広告と連動して初めて効果を発揮することが多いため、予算の見通しも重要な判断材料になります。
甲賀市のような地域では、紹介経由の取引が多く、HPの「信頼担保機能」だけで十分な会社もあります。逆に、広告で新規顧客を獲得したい場合はLPが先になります。DP-GUILDでは、こうした状況ごとの向き不向きを整理した上で、制作を進めるかどうかを判断しています。万能な正解はなく、業種・規模・体制によって最適解は変わります。
「HPとLPどちらを先に作るべきか分からない」「両方必要か判断できない」という状態でも、相談していただいて大丈夫です。一緒に整理するところから始められます。
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この情報は2026年2月時点のものです。
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