初版: 2026-01
更新: 2026-02
「LPを作ったのに、問い合わせがほとんど来ない」という相談を受けることがあります。先日も甲賀市内の製造業の社長から「50万円かけてLPを作ったけど、3ヶ月で問い合わせが2件だけ」という話を聞きました。よくよく話を聞くと、そもそも「LPとは何か」「HPとどう違うのか」が曖昧なまま制作を進めていたことが分かりました。
この記事では、LPの定義から、成果が出る条件・出ない失敗パターン、そして制作前に確認すべきことまでを整理します。
LPとは何か
LP(ランディングページ)の定義は、広義と狭義で異なります。
定義 | 説明 |
|---|---|
広義 | ユーザーが最初に「着地」するページ全般(ホームページのトップも含む) |
狭義(一般的) | 特定の行動(問い合わせ・申込み・購入)を促すための1ページ完結型ページ |
この記事では、狭義のLP(1ページ完結型の行動促進ページ)について解説します。紙のチラシをイメージすると分かりやすいです。チラシは「この商品を買ってほしい」「この説明会に来てほしい」という1つの目的に特化しています。LPも同じく、訪問者に1つの行動を取らせることに集中したページです。
「LPとHPって何が違うの?」——次はその違いを整理します。
HPとLPの違い
ホームページ(HP)とLPは、役割と設計思想が異なります。混同したまま制作を進めると、どちらも中途半端になりやすいです。
項目 | ホームページ(HP) | LP |
|---|---|---|
目的 | 会社情報の提供、信頼獲得 | 特定の行動を促す |
構成 | 複数ページ | 1ページ完結 |
ターゲット | 幅広い | 特定の見込み客 |
イメージ | 会社の名刺 | 商品のチラシ |
流入経路 | 検索・直接アクセス | 広告・SNS・メール |
他ページへのリンク | 多い | 極力減らす |
どちらが優れているという話ではなく、目的に応じて使い分けるものです。「HPを持っているからLPは不要」とも「LPがあればHPは不要」とも言い切れません。業種や商材によって最適解は変わります。
「LPを作ったらどれくらい成果が出る?」——次はコンバージョン率の相場を見ていきます。
LPのコンバージョン率の相場
「LPを作ればどれくらい成果が出るのか」という質問をよく受けます。業界平均として言われているコンバージョン率(CVR)の目安は以下の通りです。
状況 | CVR目安 |
|---|---|
業界平均 | 2〜3%程度 |
訴求が刺さっている場合 | 5%以上も可能 |
訴求がズレている場合 | 0.5%以下になることも |
つまり、100人がLPを見たら2〜3人が問い合わせ・申込みをする計算になります。ただし、これはあくまで「平均」であり、業種・商材・訴求内容・流入経路によって大きく変動します。「うちのLPは1%だから失敗」とも「5%だから成功」とも単純には言えません。自社の状況に合わせた基準で判断する必要があります。
「じゃあ、どうすれば効果が出るの?」——次はLPが効果を発揮する条件を見ていきます。
LPが効果を発揮する3つの条件
LPは万能ではありませんが、以下の3条件が揃うと効果を発揮しやすいケースが多いです。
条件1:訴求ポイントが明確
「この商品のこの特徴を、このターゲットに伝えたい」が明確なら、LPは効果的に機能します。逆に、訴求が曖昧なままLPを作ると、何を伝えたいのか分からないページになります。「自社が言いたいこと」と「顧客が知りたいこと」は異なる場合が多いです。
条件2:流入施策がセットになっている
LPは「来た人に行動させる」ページであり、「人を連れてくる」機能は持ちません。Google広告やSNS広告、メルマガなど、流入施策とセットで考える必要があります。作っただけでは誰も見に来ません。
条件3:導線設計が適切
申込みボタンの位置、フォームの入力項目数、スマホでの見やすさなど、細かい部分が成果を左右します。デザインの見た目より、ユーザーの行動導線が重要です。
お金をかけてLPを作ったのに成果が出ない——これは避けたい事態です。次は失敗パターンを見ていきます。
LPで成果が出ない4つの失敗パターン
DP-GUILDでは、「作ったけど成果が出ない」というパターンを数多く見てきました。よくある失敗パターンを整理します。
失敗1:作って終わり(改善しない)
LPは公開後の改善が前提です。最初のバージョンで完璧な成果が出ることは稀です。アクセス解析を見て、離脱ポイントを特定し、改善を重ねることで成果が上がります。「作って放置」は最も多い失敗パターンです。
失敗2:訴求内容がターゲットとズレている
自社が伝えたいことと、顧客が知りたいことは異なります。「うちの技術力は業界トップクラス」と書いても、顧客が求めているのは「この問題を解決できるか」だったりします。ターゲットの課題から逆算した訴求になっているかを確認する必要があります。
失敗3:流入がない(広告予算ゼロ)
LPを作っただけでは、検索エンジンからの流入はほぼ期待できません。広告やSNS運用など、流入施策の予算・リソースがない状態でLPだけ作っても、見てもらえる機会がありません。
失敗4:フォームで離脱される
せっかくLP本文は読んでもらえても、フォームの入力項目が多すぎる、スマホで入力しにくいなどの理由で離脱されるケースがあります。「本文のデザインばかり気にして、フォームは後回し」というパターンは意外と多いです。
ただし、LP制作が万能な解決策ではないことも事実であり、予算や社内体制によっては他の施策を優先すべきケースもあります。DP-GUILDでは、こうした判断を経営視点から一緒に考えています。
「じゃあ、LPを作る前に何を確認すればいい?」——次は制作前の確認項目を見ていきます。
中小企業がLP制作前に確認すべき5項目
甲賀市や滋賀県内の中小企業から相談を受ける中で、「まずLP」と考える前に整理すべきことが多いと感じます。以下の5項目を確認してから制作を検討した方が、結果的に成果につながりやすいです。
1. 目的は明確か
「問い合わせを増やしたい」は目的ではなく結果です。「誰からの、何についての問い合わせを、なぜ増やしたいのか」まで掘り下げる必要があります。
2. ターゲットは絞れているか
「中小企業向け」「30代女性向け」では広すぎます。どんな課題を持った、どんな状況の人に届けたいのかを具体化しないと、訴求がぼやけます。
3. 流入経路はあるか
LPを見てもらうための手段(広告、SNS、メール等)が確保できているか。予算ゼロ・運用リソースゼロでLPだけ作っても、成果にはつながりにくいです。
4. 比較されたとき選ばれる理由があるか
同業他社もLPを作っています。価格、実績、対応エリア、サポート内容など、選ばれる理由を言語化できているかを確認してください。
5. 改善を続ける体制はあるか
LPは作って終わりではありません。公開後にアクセス解析を見て、改善を続ける体制(社内担当者 or 外部パートナー)があるかどうかも事前に確認しておきたいポイントです。
DP-GUILDでは、LP制作の相談を受けた際にまずこれらの項目を整理しています。整理の結果「今はLPより他の施策が先」という判断になることもあります。経営課題から逆算して、本当にLPが必要かどうかを一緒に考えます。
「LPが必要かどうか分からない」「何から始めるべきか迷っている」という状態でも、相談していただいて大丈夫です。一緒に整理するところから始められます。
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この情報は2026年2月時点のものです。
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