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リスティング広告の費用はいくら?相場・課金の仕組み・予算の決め方

Web・SNSの基礎知識
2026.01.12
石井 勇多

この記事の要点

  • リスティング広告の費用は「クリック単価×クリック数」で決まる課金方式である。
  • クリック単価は業種・キーワードによって数十円〜数千円まで幅がある。
  • 中小企業は月額5〜30万円程度から始めるケースが多い。
  • まず少額でテストし、費用対効果を見てから予算を増やす進め方が現実的。

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初版: 2026-01

リスティング広告の課金の仕組み

リスティング広告(Google広告の検索広告)は、クリック課金(CPC:Cost Per Click)方式を採用している。広告が表示されただけでは費用は発生せず、ユーザーがクリックして初めて課金される。

費用の計算式は以下の通り。

広告費 = クリック単価(CPC) × クリック数

たとえば、クリック単価が100円で、1ヶ月に300回クリックされた場合、月額費用は3万円となる。クリック単価はオークション形式で決まり、競合が多いキーワードほど高くなる傾向がある。

クリック単価の相場

クリック単価は業種・キーワード・地域によって大きく異なる。以下は一般的な目安である。

業種・キーワード例

クリック単価の目安

地域名+業種(甲賀市 工務店)

50〜200円

一般的なサービス(税理士、整体)

200〜500円

競争が激しい業種(不動産、保険)

500〜2,000円

BtoB・高単価商材

1,000〜5,000円

甲賀市や滋賀県内の中小企業であれば、地域名を含むキーワードは競合が少なく、クリック単価が比較的低い傾向がある。全国区のキーワードで戦うより、地域に絞った方が費用対効果は出やすい。

中小企業の月額予算の目安

中小企業がリスティング広告を始める際の月額予算は、一般的に以下の範囲が多い。

予算規模

月額目安

想定される状況

テスト段階

3〜5万円

まず反応を見たい、キーワードを検証したい

本格運用

10〜30万円

継続的に問い合わせを獲得したい

積極投資

30〜100万円

シェア拡大、複数キーワードで攻めたい

重要なのは「予算ありき」ではなく「目標から逆算する」こと。1件の問い合わせにいくらかけられるか(許容CPA)を先に決め、そこから必要な予算を算出する方が合理的である。

費用対効果の考え方

リスティング広告の費用対効果は、以下の指標で判断する。

指標

意味

計算式

CPA(顧客獲得単価)

1件の問い合わせにかかった費用

広告費 ÷ 問い合わせ数

ROAS(広告費用対効果)

広告費に対する売上の割合

売上 ÷ 広告費 × 100

CVR(コンバージョン率)

クリックから問い合わせに至る割合

問い合わせ数 ÷ クリック数 × 100

CPAの目安

「1件の問い合わせにいくらかけられるか」は、商材の粗利と成約率から逆算する。

例:1件成約で粗利10万円、成約率50%の場合

  • 1件成約あたりの期待粗利:10万円 × 50% = 5万円
  • 許容CPA:5万円の30〜50%程度 = 1.5〜2.5万円

CPAがこの範囲に収まっていれば、広告は「黒字」と判断できる。逆に、CPAが許容範囲を超えているなら、広告の改善かLPの改善が必要になる。

予算を決める際の注意点

リスティング広告の予算を決める際、以下の点に注意が必要である。

1. 少額すぎるとデータが取れない

月額1〜2万円では、クリック数が少なすぎて「何が効いて何が効いていないか」の判断ができない。最低でも月100クリック以上(目安3〜5万円)は確保したい。

2. 最初から大きく賭けない

いきなり月額50万円をかけても、キーワード選定やLP(ランディングページ)が最適化されていなければ無駄になる。まず3ヶ月程度は少額でテストし、効果が見えてから増額する方が安全である。

3. 広告費以外のコストも考慮する

広告運用には、運用代行費(広告費の20%程度が相場)やLP制作費もかかる。広告費だけでなく、トータルコストで予算を組む必要がある。

DP-GUILDでは、リスティング広告の相談を受けた際、まず「許容CPA」と「目標件数」を整理してから予算を提案している。予算ありきではなく、目標から逆算する考え方が重要である。

少額から始めるためのポイント

中小企業が少額からリスティング広告を始める際のポイントは以下の通り。

  • 地域を絞る:甲賀市・滋賀県など、商圏に合わせてターゲット地域を限定
  • キーワードを絞る:最初は5〜10キーワード程度に絞り、反応を見てから拡大
  • マッチタイプを活用:完全一致やフレーズ一致で無駄なクリックを防ぐ
  • 除外キーワードを設定:関係ないキーワードでの表示を防ぐ

詳しい始め方はリスティング広告の始め方を参照。

運用代行を依頼する場合の費用

自社で運用するリソースがない場合、運用代行を依頼する選択肢もある。費用体系は以下の2パターンが一般的。

費用体系

相場

特徴

広告費連動型

広告費の15〜25%

広告費が増えると手数料も増える

固定月額型

月額3〜10万円

広告費に関わらず一定

DP-GUILDでもリスティング広告の運用支援を行っているが、すべての企業に広告が必要なわけではない。まずSEOやMEOで十分な場合もあり、予算と目標に応じて最適な施策を提案している。

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この情報は2026年1月時点のものです。Google広告の仕様や料金体系は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイトを確認してください。

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よくある質問

Q. リスティング広告は月額いくらから始められる?

A. 技術的には1日数百円から設定可能だが、データを取って改善するには月額3〜5万円程度は必要。1〜2万円だとクリック数が少なすぎて効果検証ができない。

Q. 広告費と運用代行費は別?

A. 別である。広告費はGoogleに支払う費用、運用代行費は代行業者に支払う手数料。運用代行を依頼する場合、広告費+手数料(広告費の15〜25%または固定月額)がトータルコストになる。

Q. 効果が出なかったらすぐやめるべき?

A. 最低3ヶ月はテスト期間として見た方がよい。1ヶ月で判断すると、たまたま反応が悪かっただけの可能性もある。ただし、明らかにCPAが許容範囲を大きく超えている場合は、広告ではなくLPやターゲティングの見直しを先に検討すべき。

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