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LPのファーストビューはどう作れば離脱されないか?

集客・マーケ戦略
2026.01.05
石井 勇多

この記事の要点

  • ファーストビューとは、LPにアクセスした直後にスクロールせず見える画面領域のこと。
  • 訪問者は3秒以内に「自分向けか」「読む価値があるか」を判断するため、キャッチコピー・メインビジュアル・CTAの3要素を明確に配置する必要がある。
  • 業種や商材によって最適な構成は異なり、万能なテンプレートは存在しない。
  • 作って終わりではなく、ABテストや数値検証を前提とした改善サイクルが成果につながる。

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初版: 2026-01

LPの成否はファーストビューで決まる、と言われることがある。訪問者が最初に目にする画面領域で「読み続けるか、離脱するか」が判断されるため、この部分の設計は極めて重要である。しかし、「何を載せればいいのか」「どう作れば離脱されないのか」を具体的に理解しないまま制作すると、見た目は整っていても成果につながらないケースが多い。

ファーストビューとは何か

ファーストビューとは、LPにアクセスした直後にスクロールせずに見える画面領域のこと。英語では「Above the Fold」(折り目の上)とも呼ばれ、新聞を折りたたんだ状態で見える部分に由来する。

訪問者は平均して3秒以内に「このページは自分に関係あるか」「読み続ける価値があるか」を判断すると言われている。つまり、ファーストビューで伝えるべきは「誰向けか」「何が得られるか」「次に何をすべきか」の3点である。この判断に失敗すると、本文がどれだけ充実していても読まれないまま離脱される。

ファーストビューの構成要素

効果的なファーストビューには、以下の3つの要素が必要になる。

要素

役割

配置の目安

キャッチコピー

訪問者の課題・関心に刺さる一文

最も目立つ位置(中央上部)

メインビジュアル

サービスの雰囲気・対象者を視覚で伝える

背景またはキャッチコピーの横・下

CTA(行動喚起)

次に取るべきアクションを示す

ファーストビュー内に1つ配置

この3要素が揃っていないファーストビューは、訪問者に「何のページか分からない」という印象を与えやすい。ただし、要素を詰め込みすぎると逆効果になるため、優先順位をつけて配置する必要がある。

効果的なキャッチコピーの考え方

キャッチコピーは「何を言うか」よりも「誰に言うか」が重要である。ターゲットが明確でないと、誰にも刺さらない抽象的な表現になりやすい。

パターン

NG例

OK例

理由

抽象的すぎる

あなたの課題を解決します

問い合わせ対応に1日3時間かかっていませんか?

具体的な数字で「自分ごと」になる

主語がない

業界No.1の実績

製造業の在庫管理で導入実績300社

誰向けか、何の実績かが明確

ベネフィットがない

高品質なサービスを提供

導入後、問い合わせ対応が月20時間削減

得られる結果が具体的

甲賀市や滋賀県の中小企業の場合、地域名を入れることで「自分向け」と認識されやすくなるケースもある。ただし、商圏が広い場合は逆効果になることもあるため、ターゲットの行動範囲に合わせて判断する。

メインビジュアルの選び方

メインビジュアルは「見た目の良さ」ではなく「伝えたいことが伝わるか」で選ぶ。以下の基準が参考になる。

人物写真を使う場合

ターゲットに近い属性の人物を配置すると、訪問者が「自分向け」と感じやすい。経営者向けなら経営者の写真、主婦向けなら主婦の写真を選ぶ。ただし、フリー素材で明らかに海外の人物を使うと、違和感が生じることがある。

サービス・商品の画像を使う場合

形のあるサービスや商品なら、実際の利用シーンを見せると伝わりやすい。システムやツールの場合は、管理画面のスクリーンショットを入れることで「どんなものか」が具体的になる。

避けるべきパターン

意味のない装飾画像、テーマと関係ない風景写真、文字が読みにくくなる背景などは避ける。見た目の華やかさより、メッセージの伝達を優先する。

避けるべきファーストビューのパターン

よくある失敗パターンを整理する。

情報過多

伝えたいことを全部詰め込んだ結果、何が重要か分からなくなる。ファーストビューは「全部伝える」場所ではなく「読み続けたい」と思わせる場所である。

CTAがない・見えない

「問い合わせはこちら」「資料請求」などのボタンがファーストビューにないと、興味を持った訪問者がすぐに行動できない。スクロールしないと見えない位置にCTAがあると、離脱率が上がりやすい。

誰向けか分からない

「皆様のお役に立ちます」のような全方位型のメッセージは、結局誰にも刺さらない。ターゲットを絞った表現の方が、該当する人には強く響く。

DP-GUILDでは、これらの失敗パターンを踏まえたファーストビュー設計を提案しているが、万能なテンプレートは存在しない。業種・商材・ターゲットによって最適な構成は異なるため、仮説を立てて検証する姿勢が重要である。

甲賀市・滋賀の中小企業向け視点

甲賀市や滋賀県内の中小企業がLPを作る場合、大手企業と同じ手法をそのまま適用しても成果が出にくいことがある。

地域密着の強みを活かす

「滋賀県内で対応」「甲賀市から車で30分以内」など、地域性を明示することで、近隣の顧客に「ここなら頼みやすい」と思わせることができる。全国対応を謳う大手との差別化になる。

実績の見せ方

導入社数が少なくても、「製造業向け」「従業員30名以下の会社向け」など、ターゲットを絞った実績の見せ方ができれば、該当する訪問者には刺さりやすい。

社長・担当者の顔を出す

中小企業の場合、「誰がやっているのか」が信頼感につながることがある。顔写真や簡単な紹介を入れることで、問い合わせのハードルが下がるケースもある。

DP-GUILDでは、甲賀市・滋賀県の中小企業向けにこうした視点でLP設計を支援している。ただし、地域性を出すことが常に正解とは限らないため、ターゲットの商圏や競合状況を踏まえて判断する。

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この情報は2026年1月時点のものです。

FAQ

Q. ファーストビューの高さはどれくらいが適切か?

デバイスによって異なるが、PC表示で600〜800px程度、スマホ表示で画面の高さに収まることが目安。ただし、重要なのは「スクロール前に必要な情報が見えるか」であり、ピクセル数にこだわりすぎる必要はない。

Q. ファーストビューに動画を入れるのは効果的か?

商材や対象者によって異なる。サービスの利用イメージを伝えたい場合は有効なこともあるが、読み込み速度が遅くなる、自動再生で離脱を招くなどのデメリットもある。導入する場合はテストで効果を検証する。

Q. ABテストはどの程度行うべきか?

最低でもキャッチコピーとCTAの組み合わせで2〜3パターンはテストすることを推奨する。ただし、月間訪問者数が少ない場合は統計的に有意な結果が出るまでに時間がかかるため、流入数に応じてテスト設計を調整する必要がある。

LPのファーストビュー設計や、自社に合った構成を整理したい場合は、DP-GUILDの無料相談(Zoom)をご利用ください。Zoomが難しい方はお問い合わせフォームからもご連絡いただけます。

よくある質問

Q. ファーストビューの高さはどれくらいが適切か?

A. デバイスによって異なるが、PC表示で600〜800px程度、スマホ表示で画面の高さに収まることが目安。ただし、重要なのは「スクロール前に必要な情報が見えるか」であり、ピクセル数にこだわりすぎる必要はない。

Q. ファーストビューに動画を入れるのは効果的か?

A. 商材や対象者によって異なる。サービスの利用イメージを伝えたい場合は有効なこともあるが、読み込み速度が遅くなる、自動再生で離脱を招くなどのデメリットもある。導入する場合はテストで効果を検証する。

Q. ABテストはどの程度行うべきか?

A. 最低でもキャッチコピーとCTAの組み合わせで2〜3パターンはテストすることを推奨する。ただし、月間訪問者数が少ない場合は統計的に有意な結果が出るまでに時間がかかるため、流入数に応じてテスト設計を調整する必要がある。

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